「・・・もう一人の君に!」〜 夏子 〜
厚生労働省社会保障審議会特別推薦児童福祉文化財
病気と向き合う患者と家族、かけがえのない命を救う骨髄ドナー
つながり合うそれぞれの思いを綴った物語

病気と向き合う患者と家族。
そしてその人たちを取り巻く様々な人。
この作品は、白血病の患者の皆さんを一人でも多く救いたいとの思いから、
骨髄ドナー登録の現状や必要性を訴え、ドナー登録をお願いしたいとの思い
が込められたものです。
また、物語の中では、白血病の治療方法の一つである骨髄移植というテーマ
を通じて、一方的な考え方の押しつけではなく、それぞれの立場や、いろいろな
目線で葛藤する登場人物に、いつのまにか客席の皆さんも自分の立場で一緒に考える
ことの出来る作品となっています。
テーマは重いと感じるかもしれませんが、笑いあり涙ありの作品となっています。
作品に込めた原作者の思い
原作者 向本 時夫
白血病は血液の癌 ! 今なお原因不明の病気です。
しかし、昔と違い決して不治の病ではありません ! 骨髄移植すれば高い確率で完治します。
その為には「ドナー」が必要ですが、登録者数は最近30万人に達したばかりです。
様々なリスクを考えればまだまだ増やす必要があります。
日本には、1億を超える人が暮らしているのにやっと30万人に達したばかり。何故・・・?
「ドナー」は人の心に頼るしかありません ! 人は優しい心を必ず持っています。
人への思いやりの心も持っています。私はそう信じています。
人は、心の中に自分自身が気付いていない自分がいます。気付いていてもそれを出せない
自分がいることもあります。私に限ってかもしれませんが・・・。
もし、私と同じような方々がおられたならば、この作品で「もう一人の君に ! 」
言い換えれば「自分の中のもう一人の自分」に気付き、その自分に素直に生きて
いただきたいと思っております。そして、それが「骨髄ドナー登録」といった形に繋がっていくことを心から祈念しおります。
物語 〜STORY〜
在宅ヘルパーの仕事をしながら一人娘と暮らす河本夏子。
ある日、娘の彩夏が突然、急性骨髄性白血病に襲われる。
原因は?治療法は?とまどいと焦燥の中、夏子と彩夏は、
周囲の人たちの励ましを受けながら骨髄移植への希望をつないで…
一方、真司は東京の大学生。彼はコンパの罰ゲームでドナー登録をしていた。
その彼のもとに届いた適合通知。「まさか、俺の骨髄に合う人が見つかるなんて・・・。」
思い悩む真司。しかし、幼い少女との出会いを通じ、やがて彼は、自分が救うことのできる命の重さについて考え始める。患者側とドナー側。物語は二つの家族を中心に、彼らと彼らを取り巻く人々との交流を通して“人と人との絆”、“命の大切さ”を描いています。
私たちや、私たちの家族が白血病にかかったら、その時私たちは何を思い、何を考えるのでしょう? あるいはそれが友人だったら・・・そして見知らぬ誰かだとしたら?
発信された小さな優しさが心と心をつなぎ合い、やがてそれは大きな輪となって私たちに勇気や力を与えてくれます。心の中の温かい部分にそっと触れて下さい。

「・・・もう一人の君に !」 〜夏子〜 とは
この物語は、現職の厚生労働省職員の向本時夫氏が、約4年の歳月をかけ、
自らの経験や実話をもとに完成させた思い入れのある作品です。
そして、2006年12月には、「厚生労働省社会保障審議会特別推薦児童福祉文化財」
に認定されました。
原作:向本時夫 脚本:村上 太・矢田和也
演出:鈴木健之亮
上演時間:1時間45分 キャスト:約35名
劇団往来「…もう一人の君に!」~夏子~ 主題曲
「笑顔のゆくえ」 歌:スーパーバンド 作詞/作曲 ドラ&ゴッチ
テーマ曲について
高知県の、ある野球青年を応援するのをきっかけに始まった、全国で33万人の骨髄バンク登録を目指す運動の応援ソング(骨髄移植推進財団公認)でもある。
この運動には、阪神・藤川投手を始め、各界のスポーツ選手や著名人たちが呼びかけに賛同し、全国規模の大きな運動となっている。
◆スーパーバンドについて
スーパーバンド公式HP
高知市内の路上ライブを出発点とする女性ボーカル二人のグループ
2008年、念願のメジャーデビューを果たす。









