わたしにも見えるんです…蒼くて大きなまぁるい月が
ストーリー
舞台は中国・天津の胡同(下町)。
視覚障害を持つ一人の日本人女性が、その天津で同じ視覚障害を持つ中国人を自宅に集めて日本語を教えていた。鈴木耀子(35)、ひそかに天津に日本語学校をつくる夢を持っていた彼女に思いがけない話が舞い込む。市民合唱コンクールに優勝すれば学校設立資金を援助するという人物が現れたのだ。歌が好きで歌を使って日本語を教えている耀子は生徒達とコンクール参加を決意する。ところが、いざとなると彼女達ににとって高く厚い壁が次々と立ちはだかる。めげることなく夢に向かって奮闘する耀子とその周りの人々の夢と情熱の物語。
この物語のモデルになった
青木陽子さん
アジア視覚障害者教育協会 会長

六歳の時に受けた予防接種による高熱で視力を失う。筑波大学付属盲学校、南山大学を経てニューヨーク州立大バッファロー校の修士課程とペンシルバニア大学の博士課程を修了。米国から戻り独学で中国語を学ぶ。一九九三年、中国初の全盲留学生として天津外国語学院に入学。一九九五年に天津市視覚障害者日本語訓練学校を設立。現在、天津市視覚障害者日本語訓練学校理事長及び、アジア視覚障害者教育協会会長であり、天津市に在住。自ら設立した日本語訓練学校で、中国の視覚障害者が日本の盲学校へ留学するための支援活動を続けている。

その他の活動としても、ラジオ番組のパーソナリティとして活躍。魅力的な人間味溢れるその放送は、障害・民族・歴史を越えて多くの中国の人々に夢と希望を与え、そして、中国・日本両国の盲学校の生徒に国際協力の意識を芽生えさせている。
2001年度、中国政府より教育文化に貢献した外国人に贈られる「友誼賞」を授与される。日本では「毎日国際交流賞」(04年)を受賞している。1961年生まれ、埼玉県出身











